最近出会った素敵な曲について書こうと思います。
それはこちら
ピノキオPの「君が生きてなくてよかった」
まずは聞いてみてほしい。
初音ミク10周年記念コンピレーションアルバム「Re:Start」収録曲なので、
聞いたことのある方も多いと思います。
最近ボカロなんてとんと聞かなくなってしまったのですが、
音楽サイトでランダム再生していたときに流れてきたこの曲。
最初は独特な曲調に惹かれてYoutubeで聞いてみようとタイトルを見た時
あの腐れ外道とチョコレゐトの人だから病み(闇)曲なのかと思ったら、
純粋にミクの10周年をお祝いする曲。
いろいろすごいところのある曲だけど、
何よりも「君が生きてなくてよかった」
というフレーズ。
魂が震える音がした。
ミクに感謝したり、お祝いしたりって曲は今までいくつもあったけど、
「君が生きてなくてよかった」なんて言葉がまさかこんなにいい言葉に
聞こえる日が来るとは思ってなかった。
だって普通こんな言葉、呪いにしかならない。
どこを見ても「生」しかない僕らには到底考えられない。
本当に好きなんだなって思う。
本当に愛しているんだなって思う。
それを、この愛の大きさを、「君が生きてなくてよかった」なんて。
かつてミクに「生」を見出そうとした人はいただろう。
ミクはいつもどんな時も同じ顔で、
世界がどうだろうと、自分がどうだろうと関係なくて、
まるで自分を映す鏡のような、
「個」がないから、いつでもいつまでも変わらずに。
月並みな言葉ならそんなところだろうけど、
どんな言葉を考えても、この曲に感じるのはもう
「君が生きてなくてよかった」
それはあまりにもありのままで。
言い換えることはできないし、必要もない。
生きてないから、歌で生を吹き込んで、
魂がないから、歌詞に思いを込めて。
僕もこんなに何かを愛せるだろうか。
あとがき;
最初なのでこんなところでしょうか。
正直まだ自分の感情を表現できる技量を持ち合わせていないことを痛感しました。
今、常に感情の昂ぶりを感じていて、
その中から今回の感動を掬い取るのは一苦労でした。
手始めに、ということでしたが、
次回からは人間臭いことを書いていきたいと思います。