輪郭が消える:歌詞
みなもの 泡が浮かんで
二つの 心混ざって
それはきっと溶け合うようで
輪郭が消える
すべてが曖昧 感じる眩暈
名前はないし 歴史もない
何もかもを 置き去りにして
残ったのは 魂だけで
むき出しになった この人間性
仮の世界の 下らぬ理性
隅まで馴染んだ 可憐な義骸(ぎがい)
素敵な笑顔で ふりまく期待
世界は海で 心はとけて
人の形は もうなくて
流されるままに 漂う僕ら
きっと雲の ような泡
みなもの 泡が消えて
一つの 心はじけて
それはきっと花火のようで
輪郭が消える
すべてが輝き いとおしく見え
喜怒哀楽が 渦巻いて
言葉を持たず あふれだして
離れ 膨らんで 消え 生まれ
世界は海で 風は凪いで
自分の体は もうなくて
眠ったような 流れの中で
存在は希薄透けてるようで
空をみて 底をみて イルカが泳ぎ 時を忘れ
流されるままに漂う僕ら
きっと雲のような泡
みなもの 泡が生まれて
いくつも 心出会って
それはきっと夢のようで
輪郭が消える